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2025年05月03日

百花繚乱の木曽川で

今回は待ちに待った今シーズン1回目の木曽川本流釣りのレポートになります

木曽川を初めて見たのは中学の修学旅行の時で40数年前の事
電車の車窓から寝覚めの床を見たのを覚えています
子供の頃は木曽が長野県だということさえ知らない正真正銘のアホでした(笑)
還暦が間近に迫ってきた現在でも、知っている事より知らない事のほうが遥かに多いですから進歩はごく僅かです
電車からの木曽谷の風景や赤い屋根の多い町並みや宿場町の独特な風情なども印象的でした

あの頃は、まさか自分が呆れるほどの釣りバカになって後年木曽川に足しげく通う事になろうとは夢にも思っていませんでした(笑)

私の記憶が確かならば~
釣りで木曽川を初めて訪れたのは24歳の頃

日釣り券で禁漁間際の藪原周辺をフライで攻めました
水量は少なく、小さな落ち込みの白泡の脇に群れをなしたアマゴが沢山見えましたが、腕が悪くて全く釣れませんでした
この頃の木曽川は解禁日と禁漁日が現在と違っていたような記憶があります…

当時、木曽川漁協の年券は5000円でしたが、犀川漁協は3000円で日釣り券に至ってはワンコイン(500円)でした

年券を買って1シーズン通ったのは翌年からで、多少は釣れるようになりました
当時田舎にはフライ専門店はなく、必要なものは殆どが関東エリアのプロショップからの取り寄せでした
当然、キャスティングもタイイング(毛鉤作り)も独学で、釣果の方は今一つ伸び悩んでいましたけど、木曽川自体は魚影が濃く、釣り場は支流を含めると無数にあり、漁協による放流も潤沢で、どの川を選んでも素晴らしい渓相で釣れるアマゴは美形揃い

百花繚乱の木曽川で



忖度抜きに納得の料金設定だと思いました


その数年後にはフライから餌釣りへ転向するのですが、きっかけは当時犀川水系で釣れていた尺ヤマメがフライではどうしても釣れなかったのに、馴染みの釣具店の店長に勧められて試しに当時新しい釣りとして注目されていた長竿による本流釣りをやってみたら面白いように釣れるようになった事です
当然、大好きな木曽川本流でも餌釣りをするようになり、尺アマゴや尺イワナも釣れるようになり、フライの方は夏場の山岳渓流でイワナを釣る時以外、出番は無くなりました

木曽川に年間通して行かなくなったのは多少なりとも餌釣りの腕が上がり、犀川水系の大ヤマメや新たなターゲットになったモンスターブラウン、デカニジ狙いに夢中になったからです

しかし、犀川の全盛期は長くは続きませんでした
そして、ある時からスランプに陥り苦しんでいた際に、犀川本流の大物釣りもその基本はヤマメ、アマゴ釣りにあると思うようになりましたが、昔のように釣れる場所がなくなってしまったので木曽川に活路を求めて帰ってきたというわけです

その木曽川にしても昔とは少々様子が異なるのですが、それでも昔ながらのタナビラや本流イワナがまだ釣れますし、まだまだ個人的未開拓ポイントを数多く残しており、この歳になって小さな大冒険をしているような感覚が今はどうにも楽しくてたまりません

犀川本流釣りと木曽川本流釣りに接点は無いようにも思えますが、木曽川に通いつつホームの犀川で釣りをすると不思議と大物が釣れると言うデータがあります
どっちの川でも特に意識して釣りしているわけではないんですけど、恐らく何か相乗効果があるのだと思います
但し、尺タナビラに関しては犀川での釣りは全く通用しないと感じてます

【2025 木曽川本流夢日記 其の一】

4月21日に年券などを買いながら少し竿を出そうと考えていたところ、18日夜の仕事中にかなり強い揺れに見舞われ、社屋(工場)の壁や天井の非常灯などに被害発生
より震源に近い自宅も心配で、早めに帰宅しましたが、不気味な地鳴りを伴う大小の余震が深夜過ぎまで何度も続いて、その夜は眠れませんでした
翌日は殆ど寝ていない状態からの夜勤
夜勤明けの朝からは今年度初めての地区の協働作業&お祭りで午後2時頃にようやく解放されました
そしていよいよ楽しみにしていた木曽川へ行く日がやってきたのですが…
朝、ベッドから起き上がる時に腰に僅かな違和感
それは時間とともに痛みに変わり、余震も一週間は注意が必要との気象庁の発表もあり、無念の延期となりました
元々腰痛持ちですが、前日の作業の時に地震で動いたご近所さん家の墓の石を元に戻すお手伝いをした時に、かなり力を入れたのと、睡眠不足や疲労の蓄積が原因のような気がします

今回は幸い寝込む程ではありませんでした

それにしても地震のエネルギーは凄まじいです

震度5弱から震度4程度でも数百キロはありそうな石をも動かすんですからね


さて、それから一週間後の4月28日(月)

僕にとってはいつも通りの土曜夜勤の振替休日ですが、早い人では既にゴールデンウィークに入っているだろうから木曽もさぞかし混雑しているだろうと予想していました

実は昨年から僕が木曽に行く時に一緒についていきたいと母が言っていたので、今年はお花見ついでに連れていく事になっていたのですが…

予定より一週間遅れで果たして桜は咲いているのか気になりました
また、母は地震の後に次の余震に備えて常備薬の御岳百草丸を非常持ち出し袋か何かに入れたらしいのですが、その後所在不明になり、道の駅で新しいのを買いたいようでした

我が家は祖父の代から百草丸には大変お世話になっております(笑)

僕も同じく長野県製薬のドリンク剤、スタミナン7を買いたかったので道の駅三岳に行こうと考えてました

しかし…

スマホで確認してみると月曜日定休という非情なオチ(汗)

結局、母は木曽福島の道の駅で日野製薬の方を買っていました
しかし長年慣れ親しんだ長野県製薬の方が欲しかったようです

これは怪しい…

母もまさかの回し者だったりして(笑)

お花見の方は運転中の車窓からがメインで、写真を撮っている間がありませんでした
木曽街道の桜はピークを過ぎていましたが、まだ山桜が沢山咲いていて、新緑とのコントラストが綺麗でした
また、桜以外にもヤマブキやハナモモなどが咲き乱れ、まさに百花繚乱という感じでした

大桑村スポーツ公園や寝覚めの床近くの八重桜も見応えがあり、母も満足してくれたようです

百花繚乱の木曽川で
今回の旅の土産に母がプレゼントしてくれたのは木曽福島の酒、七笑の純米吟醸無濾過生原酒と蘭桧笠でした
これは安曇野市あたりで買える七笑とは少し違い、昔ながらの長野県の日本酒らしい米の旨味を残しつつも現代的に洗練された気品のあるお酒でした
前から欲しかった桧笠は南木曽の伝統工芸品でもあり、高い実用性を兼ね備えています
これは大切に使いたいですね
これから木曽川釣行ではこれを被ります

百花繚乱の木曽川で

桜は他にも沢山咲いていましたが、釣りを終えて車に戻る時にこの桜だけ撮影してきました

百花繚乱の木曽川で

百花繚乱の木曽川で

道の駅木曽福島からの眺望

御嶽山でしょうか?

百花繚乱の木曽川で

年券を買ったのは本当に久しぶりです
木曽福島のライフショップミヤジマさんで買いました
その他に道糸と餌、この前犀川殖産で失くしたミミズ通しを買ったのですが、昨日またしても買ったばかりのミミズ通しを殖産で紛失
大物はバラシてしまうし踏んだり蹴ったりです

結局、本命のニジマスは釣れず、雨に打たれながら半日粘って50前後のブラウンが2尾でした

もう木曽川が恋しいけど、犀川の大物の旬はまさに今かも?


百花繚乱の木曽川で

百花繚乱の木曽川で

ミヤジマさんは動画で拝見した事があります

前日にアマゴの放流があったと教えてもらいました

昨年山猿さんとお会いしたポイント近辺も見てきましたが、釣り人は一人も見当たりませんでした

カワウの侵略が懸念されますが今回は母を連れての旅の為、短時間で確実にアマゴが釣れそうな放流ポイントを釣り場に選びました

本格的な尺タナビラ狙いは次回からになります

百花繚乱の木曽川で

今回釣れたアマゴの写真は帰宅して下処理を済ませてからになってしまいました

母が喜ぶので、今年は放流魚は持ち帰ることにします

25センチ前後の型揃いでした

昼過ぎから1時くらいまでの約40分の釣りで相手は放流魚でしたが、木曽川での釣りはやはり楽しいです

しかし、釣りを始めようとすると風が強くなったり雨が降ってくるパターンは今年も変わらないようですね


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この記事へのコメント
木曽川との付き合いは、歴史があるんですね。
木曽が長野県とは知らなかったのは意外でした。
意外に知られてない??

花桃はまだ咲いてますし、お母様にも喜んで
もらえて良かったです。

しっかりアマゴを釣ってますね。
さすがですね。

確かに昔は禁漁は9月中旬だったと記憶してます。
Posted by 山猿山猿 at 2025年05月03日 23:02
山猿さん
木曽川との付き合いには途中ブランクがあります
でも結構長いですね
木曽が長野県だと知らなかったのは多分小さい時に東京に引っ越したからだと思います
付き合いが長いわりに尺タナビラに出会えたのは遥か昔、数えるほどです

お花見は桜以外の花も盛りを迎えていて母も喜んでくれました
シーズン一発目でアマゴも釣れましたし、幸先の良いスタートでした
雨に遭うのは雨男の宿命ですね(笑)
Posted by 犀龍犀龍 at 2025年05月04日 00:12
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