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2024年04月29日

見えない壁を撃ち破れ!

「逃がした魚は大きい」
その姿を確認することなく強烈な印象だけを残して消えていく犀川本流の魚は極めて質が悪く、実際よりサイズを大きく見積ってしまいがちです

何しろ釣り人は夢追い人でもありますから(笑)

しかし真実は時に非情であり味気ないものだったりもします

一昨日の事、一度目は即バレで二度目は糸を切られたポイントで、強烈な引きに耐えて釣り上げたニジマスは胴回りは化け物だけど長さは60ほど

引きの強さから想像したサイズはもっと大きかったので少し意外でした
この時期は水も太く、魚の引きも何割か増してますから、そこを加味しないと差異が生じるようです

切られた時のハリや糸は確認できなかったので、こいつは別の個体…

ここにはもっとデカイ化け物がいる…

…かもしれない…

いや、絶対いる(笑)

冷徹な真実の探求が本流釣りの目的ではないですし夢がある方が楽しいです

けれども、川の中の事は見えないので想像を働かせたり過去の経験を持ち出したりすることも多くてついつい頭でっかちになってしまったり、思った通りに大物が釣れると、その成功体験が先入観という新たな壁になっちゃうこともあり、そこは気をつけたいところです
逆に失敗がいつまでも尾を引くのも良くないです

決めつけは視野を妨げ自分の釣りを窮屈にしてしまいます
本当はまだまだ分からないことだらけのはず

いくら釣っても答えが出ないからこそ何十年も懲りずに続けていているんだと思います(笑)




  


Posted by 犀龍 at 06:33Comments(2)犀川本流釣り

2024年04月26日

ストーカーを撃退せよ

釣り人が魚に気づかれないようにポイントに近づく行為を確かストーキングといったような

世間でいうところのストーカーとは意味が違いますが、魚にとって迷惑行為であることは間違いありません(笑)

今回の写真は犀川支流で釣れたもので、恐らく養魚場あたりから逃げてきた個体と思われ、ストーカーを撃退するほどの知恵もパワーもありませんでした

この2週間ほどは、あまり時間もなく思うように釣りは出来ていませんが数少ないチャンスを逃してしまったのが悔やまれます

増水した流れで豊富なエサをたくさん食べて体力を回復した本流のネイティブやそれに準ずる個体は一度でもその引きを味わうと釣り人を狂わせストーカーへと変えてしまいます(笑)
魚を掛けてから一瞬で糸を切っていく魚の正体はおそらく大型のニジマスだと思いますが、反射神経では対応出来ないスピードとパワーです

元F1ドライバーの中嶋悟さんが現役当時、雨のナカジマの異名を持っていたのはウェットレースで異常に速かったからですが、超高速レースでは咄嗟の判断や反射神経には限界があるので常に先を読んで早め早めに動作していたとか…
ギリギリ勝負の大物釣りでも、いつ大物が来ても対応出来る心構えと先読みが必要と感じますが、最近物別れが多いのですぐ忘れます(爆)

仕掛けの工夫と立ち位置によっては取れる時もありますが…
毎年、数回はやられます


さて、魚達にとっては自分もストーカーですけど、そんな僕にしつこくつきまとうのは楽しい釣りの時間を妨げる外部からの様々な障害です

しかし考えてみれば自分にとっての一番のストーカーは、そうした外圧と感じるものに勝てない弱い自分かなと
人は誰も自分からは一生逃れることが出来ないので弱いとか足りないとか嫌いとか自分で感じるところを少しでも改めたいなら精進するしかないのかも







  


Posted by 犀龍 at 08:51Comments(2)犀川本流釣り

2024年04月12日

本流の大物が釣れる人釣れない人

本流エサ釣りを始めた頃は、いろんな釣り本を読み名人達の釣りビデオを見て、とりあえずその理論などを知ったつもりになって形を真似ていました
今回のタイトルは故人となられた本流釣りのカリスマ、細山長司さんの著者にそんなのがあったような記憶がありまして、ちょっと拝借(笑)

現在の本流釣りというジャンルの基となったのは、岐阜県郡上八幡の職漁師で本マス(サツキマス)釣りの第一人者だった恩田俊雄さんで、細山さんはこの方から延べ竿で大物を釣る為の様々な工夫や技術を学んだと認識してますが、違ってたらすみません
この恩田さんから直接学んだり大きな影響を受けた釣り師は細山さんだけでなく全国に存在しています
僕もその1人ですが、あまりに遠い存在で憧れでしかありません

さて、本流釣りを始めた頃に現役で活躍していた伝説的な釣り師たちは、現在の竿とは比較にならない頼りない竿と細い仕掛けで凄い大物と対峙していました
自分も、大きなヤマメが釣りたくて本流釣りを始めたので、何処の川に行っても竿はヤマメ竿、糸は太くても0.6号まででした

現在はその頃とは全く別次元の竿と仕掛けで犀川の化け物を追いかけていますが、時々簡単に糸を切られてしまうことがあり、先日も増水した強い流れに苦戦しながらも、ようやく掛けた大物を取り逃がしました
切られるのは、なるべくして起こる現象で、その理由も理解しているつもりなのに、瞬間的なことで体が追いつかず、その直前に「これはヤバイ」と思った時は予想通りの残念な結果になるのですが…

これだけの竿を持ちながら、未だに捕れない魚がいるとは、不甲斐ないものです

ちなみに、簡単に切られるのは竿の弾力を活かしてないからで、硬い竿ほど曲がらなければただの棒に糸を付けているようなもので、瞬間的に強い力が加われば、かなり太い糸でもあっけなく切れてしまいます
購入してから今まで実際に自分で使ってみた感想ですが、それほど強くなく柔らかめの竿の方が不意に来た大物を上手くあしらえたりして意外だったこともあり、竿が強くなったのは良いことづくめとは言い切れないと思う時があります
強い竿には確かに化け物を捕るだけのポテンシャルがあるのですが、強さが仇となる場面では竿任せでなく釣り人側も工夫が必要だと改めて感じます




  


2024年04月05日

犀川絶賛増水中

今シーズンの犀川本流は安曇野市以北のダムゲート常時開放の影響で下流も本来の水量が維持されています
環境には本来の姿で流れる方が良いのでしょうが、その人工的に変えられた流れを逆手にとって適度な水量になった本流で釣りをしていた者には大きな変化で正直困惑気味です
増水時の濁りや回復具合も昨年までとは違う感じがします
そこで、地元河川がダメな時の避難場所として近隣の支流の年券を購入しました
後は恒例の木曽川漁協の年券を買うか日釣り券にするかの二択で悩むわけですが(笑)

そんな感じで今年は不安材料の多い犀川だけに限定しないで在来種を求めてちょっと遠出も始めようかと


さて、今週月曜日は本流は濁りと増水で太刀打ちできず、支流に入ってみたら信州サーモンらしき魚と遭遇しました
もはや生態系などという概念は犀川にはありませんので(笑)



  


Posted by 犀龍 at 10:43Comments(2)犀川本流釣り