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2025年04月12日

魚は釣っても憑かれるな

松本伊代さんは僕とほぼ同年代の元アイドルですが、デビュー当時のキャッチコピーは「田原俊彦の妹」で、「永遠の16歳」というフレーズは昨年の誕生日にファンの方が彼女のSNSにコメントした際の言葉だったようです

僕はセンチメンタルジャーニーの印象が強かったせいか(足が細くて綺麗という印象も強かった)、てっきりデビュー当時から永遠の16歳がキャッチコピーだと思い込んでいました

このように誤ってインプットした知識は僕の頭の中に結構ありそうですが(それよりも昔のコントのような物別れが現実に自分の身に起きているのが心配でもあり滑稽でもあるが)、そんなものは長生きしたところでせいぜい百年の人生に於ては他愛のない事

一生の恥とてたかだか百年と思えばどうという事はない 
(この前、釣り場で他の釣り師と話をした時に相手の視線が僕の鼻や口あたりにあるのを感じて帰宅したら無精髭と鼻毛がボーボーだったのは恥ずかしかったが)

人生は旅だ (よくあるセリフだ)

折り返し地点を過ぎた僕には、若い頃のようにいつまでもくよくよしたり、悩んで立ち止まっている時間は無駄でしかない(いや待て、こんな程度の間違いで大袈裟な気がするのだが)

これからは最強のウンチメンタルジャーニーで行くぞ(どんなメンタルなんだ?)

早朝から釣りに出撃する時は近場でも鼻毛チェックと髭剃りくらいは忘れずに(爆)


というわけで、いったい誰と話をしているのか?釣り場でもブログでも独り言が多い犀龍です

前回の投稿から少し間が空きましたが特に理由はございません

あえて言うなら、納得出来るような大物が出なかったからです

今年は既に60を3本釣っているんですが、そういう嬉しさというのはすぐに忘れてしまいます







3尾とも後方にスペースがなく頭上には木の枝があるという制約の中で寄せるのに手こずったものの、おそらく産卵シーズンで体力を消耗していたと思われ、減水期でもあったので引きの強さでは若干物足りなさを感じた事が満足感に繋がらなかったのかもしれません

ブラウンなら70以上は欲しいです

その点では3月に犀川漁協の急流で出会った大物はニジマスでしたし、激闘を制して取り込みまであと少しでバラシたことが尾をひいたようです

自分の事ではありますが、人間の心理とはいやはや何とも

延べ竿の釣りの唯一にして最大の弱点はリールが無いので魚に走られてしまうと釣り人がリールの代わりに魚に付いていくしかなく、それが出来ない場合は竿が伸されて糸やハリに負荷がかかりバラシの原因になることです

特に犀川本流のような川幅の広い太い流れで掛けた相手が60を超えてくるとギリギリの勝負になってくるので、どうしてもバラシは100%防ぎきれないんですが、自分でタモに魚を入れて初めてゲームの勝者と呼べるので、あと一歩という所でのバラシは余計悔しくて仕方がありません

思えばその日から心に火が着いてしまったようで、お陰でお目当ての魚は一向に釣れる気配がないのにエサや仕掛け、ガソリンなどは消費が激しく、おまけに体力も消耗

特に犀川漁協の本流の瀬釣りは流れが強いのでエサ持ちが悪いです

一匹100円相当のドバミミズは柔らかいので根掛かりすると簡単にちぎれます

マグロはハリから抜けないように筋の多いものを選んで使っていますが食いが良いのはミミズです

こんな釣りを続けていてもと思い始めた頃、
ついに仕事で疲れた体に鞭打つ変態釣り師は夜勤前の早朝から出撃し、犀川殖産で久しぶりに川の中の石に足を滑らせ転倒

ウェーダーを履いたまま少し泳ぎました

それは現代の水泳ではなく、右手に持った伸ばしたままの約9メートルの本流竿は離さず、左腕で水をかいて必死に起き上がったので、古式泳法に近かったと思います

この時ばかりは必死だったせいか、五十肩の痛みは忘れていました

今思うと火事場の馬鹿力ってやつですね

幸いすぐに起き上がれたので濡れたのは上半身の左側のみでしたが水温がまだ低く世間並みの冷たさが身に沁みて、仕事前の朝練までやってもダメな時はダメなものと、さすがに目が覚めました
殖産が僕の心に着いた鬼火を消してくれたようです

釣り以外にもやる事は沢山ありますし、も少し落ち着ついて次の大物との出会いを待ちましょう


そういえば、犀川漁協と犀川殖産の違いについての話がタイトルだけで一向に進展していませんでしたね

色々ありますが、目に見える大きな違いはゴミの多いのが犀川漁協
少ないのが殖産です
釣り人のマナーも殖産が遥かに上と感じます
魚影の濃さも殖産でしょう
好ポイントも多いです

犀川漁協の組合員の僕としては少し残念ですが、シチュエーションなどはどうでも良く、引きの強烈な綺麗なニジマスを釣りたいのであれば犀川漁協になりますね

意外性もあります

一見ポイントが分かりにくく、障害物周りに着いていない魚もいますが、大物が着く場所には「なるほど」と合点のいく共通点があり、釣りをしながら謎解きをしているような感覚は楽しいです

まあ、何事も過ぎたるは何とやら

畑仕事もそろそろ始まりますし親孝行もしないといけないので犀川の釣りは昭和の猛烈社員みたいな夜討ち朝駆けはやめて今まで通りの社長出勤に戻りましょう

木曽川は今月中に先ず年券とスタミナン7を買ってから軽く下見しようかと思っています











今回の写真の魚達は全部殖産で釣れたものです
最大はブラウンで52センチでした

犀川の山桜はまさに今が真っ盛りですが、メインのソメイヨシノは少し遅れてこれからです



この桜は安曇野市明科の龍門淵公園の対岸の堤防の内側にある桜の木

年に何度かは大水で堤防ギリギリまで水が迫り、この木も水没します

日当たりが良いのか早咲きの系統のせいか?この辺りではいち早く咲くので毎年開花するまで観察しています





今年も無事花を咲かせてくれて安心しました

また、ここ数年は冬が暖か過ぎて梅の開花が早かったですが、今年は3月に咲いたので梅と桜が同時に見られる場所もあります

ウグイスが鳴き、木々の芽吹きも始まっているので釣りをしていても春らしい生命感があって冬とは趣が違いますね

さて、木曽川に行く前に犀川の化け物とは決着をつけたかったんですが、どうやら延長戦に突入です
  


Posted by 犀龍 at 11:29Comments(2)今を生きる