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2024年09月13日

木曽川の魅力

しばらくお会いしていないある人の事が気になって、その人のブログを覗いてみた時の事
お忙しそうだけど相変わらず行動力も発想力も釣り技術も素晴らしく、良い魚を釣っている様子でした
しかし、僕も知っている川の様子が以前と変わってしまったようで、そこは気がかりです

彼の健在ぶりを確認した後、バックナンバーの冒頭だったか?
たまたま目に触れたのですが、郡上釣りの流れをくむ方の言葉にハッとなりました
多分アマゴ釣りに関しての事だと思いますが、「ひと流しの中で何度も合わせを入れる」のだそうです
昔、釣具屋のおじいちゃんも同じような事を言ってたけど、当時の自分はそういう合わせをしたことがなかったので意味が分かりませんでした

ようやくそれを理解したのは今年一回目の木曽川本流で、気配を感じてもなかなか合わせが決まらないので粘っていると、流し切りギリギリの開きのところで僅かな違和感で合わせたらハリがかりした瞬間でした
エサには興味があり追ってはくるけど警戒して一気には咥えないようなアタリがひと流しのうちに何度もありました

尺には満たない、たった1尾のタナビラでも釣れれば満たされます

しかし、今はどこの川へ行っても在来種に出会うのに苦戦して居る場所を見つけたら必ず釣らないとその日は出会えないなんてことも

本気で精進しないと今後は本当に何も釣れなくなりそうです

さて、本題の木曽川の魅力についてですが、先ずその渓相の素晴らしさ
支流の菅川合流あたりから蛇行した流れのぶっつけに大淵を構え、中には今でもかなり深くて底が見えない場所もあります
犀川水系ではこういう川はないです
落差があり、底石もかなり入っています
犀川水系では渡渉しながら川通し出来る本流が幾つもありますが、木曽川は目測より実際は深いのと、思った以上に押しが強いので渇水期以外は渡渉しない方が安全です
木曽川は水量豊かな支流が幾つもあり、落差もあるため電源開発にはもってこいの川として目につけられてしまったようでダムや発電所がいっぱいあります
木曽川の水は飲料水としても使われているようですね
しかし至るところで取水されても一年中本流に水が流れているのは支流のおかげ
先日は伊奈川の水量が凄かったですが、本流との合流から下流はほとんど伊奈川の水かと思われました
前日山の方で大雨でも降ったのか濁ってました

木曽福島からこの辺りもダイナミックな渓相

以前、入渓してすぐの本流手前の分流で大きな石の上から落下してずぶ濡れになって以来の竿出しでしたが、ウェーダーを思い切りケチったせいで汗だくになりながら川を歩きました
今回の釣りでフェルトの寿命がきそう(笑)

真面目な話、木曽川本流をコンクエストしたいならウェーダーもちゃんとしたものを選ばないとダメだと思いました

川には木曽川にはあってはならないゴミが目立ち
沢かと思いきや怪しい水が本流に合流してたりと、上流の本流とは違う木曽川を見ましたが、犀川水系ではそれが当たり前で、今やどこの川へ行っても同じような感じだと思います
釣れなくても、何を見ても、こんなことくらいで木曽川を諦めたりはしません
何しろ昔の思い出にすがって昔良かった場所でしか釣りをしなかったので、本当の木曽川本流を知る旅は始まったばかりなのです


今回の釣果は、これは尺どころじゃない!と喜びも束の間、ニジマスなのか何なのかよくわからない尺越えが1尾だけでした
これは木曽川には居てはいかんだろうとお持ち帰りの為タモに入れたまま釣りをしていたら何処かで落としてしまいました

合掌…

今回のウェーダーは夜勤と防災訓練と自治会の仕事で疲れはてた日曜日の夜に松本市まで行って閉店ギリギリの時間に買ったので安さだけに目がいってしまい実際釣りをしてみると木曽川には向かない事がわかり後悔しました



この日の木曽地方は県内では涼しいほうでしたが、白っぽい巨岩群の河原は照り返しが強く、ウェーダーがサウナスーツと化して釣り人を苦しめました(笑)




何度か場所移動して粘りましたが、少し涼しい上流の本流の入りたかった場所には釣り人がいたので今回はこれまでと、夕まずめの犀川殖産に大移動
こちらの川が川鵜対策に成功をおさめたのは大型のニジマスを放流するのと訪れる釣り人の数の多さ、その他アクティビティのおかげで一年中川が賑やかだからでしょう
地元なのでまあまあ釣れる場所ですが、ここで甘えてしまうと進歩がありません
木曽川をはじめ、他の川で在来種を釣るためにはどうすればよいか真剣に考えている今日この頃です  


Posted by 犀龍 at 09:11Comments(2)在来種を求めて