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2024年11月16日

小川鮭有効利用調査

富山県庄川



この川で鮭有効利用調査の一般公募が始まったのは一昨年の事
一年目は1日の一般釣り人の数が35名くらいでポイントは2ヶ所でした
しかし二年目は1日15名になり、ポイントも一ヶ所に縮小されました
そして三年目の今年は鮭の遡上数が少ないとの理由で中止です
日本海側の鮭釣り場としては最西端にあたる手取川も同様に中止…
日本の経済状況もヤバいが海も川も世界も何か変です
僕の経済状況も、もう少し何とかならんものかと思いますが、春先に予備にと予約していた鮭竿の購入をキャンセルすることになりました
理由は予約していた釣具店が鮭竿が発売される前に閉店するのと庄川の鮭釣りが中止になったからです
小川の鮭釣りは人気があり、抽選に当たった試しがないので、今年も応募はしましたが期待はしていませんでしたし、川の規模が小さいのでもし当たった時は予備竿に犀川本流で愛用しているシマノスーパーゲームGOWANを使うことにしました

しかし、本流竿としては最強クラスのGOWANでも、更に強い鮭専用竿ではないので多少の不安はありましたけど…
出番がなくて何よりでした

二年前の庄川初挑戦の時、世の中はまだコロナ禍と呼ばれる状況でした
当初、釣りには単独日帰りでいく予定でしたが、自分も行きたいと母が言い出し、その後姉も付いてくる展開になりました
ちょうどワクチンを接種すると宿泊代が割り引きになるキャンペーンがあった時期で、釣り場に近い氷見市に一泊し翌日僕は釣りを楽しみ、その間母と姉は氷見観光を満喫するという計画でした

前日は天気も良く、昼過ぎに釣り場のチェックを済ませて近くのラーメン屋で昼食
富山ブラックは有名ですが、地元で愛されている8番ラーメンもいつか食べてみたいです


氷見市に到着したのは約一時間後
このお寺は藤子不二雄Aさんのご実家で光禅寺というそうです
駐車場や山門がどこか分からなくてあたふたしました
お寺でお参りした後、予約していた宿に向かいましたが、初めての場所はナビでも分かりにくい細い道路で、ここでも少しあたふたしました(笑)

夕飯は海と山の幸に舌鼓をうち氷見の旨い地酒を呑んで気分は天国

刺身最高~

地酒最高~


氷見牛最高~

そしてノドグロ超絶最高~
夕食は完全個室で、窓の外は小さな港でした
近くでエギングをやっている釣り人がいて自分もやりたくなりましたが、本流竿とサンマの切り身ではね…

からの翌日

僕は朝食をあらかじめ断り、早朝に宿を出て庄川に向かいました
雨は降っていませんでしたが、河原はぬかるんでいて川はやや増水ささ濁り
晩秋から初冬の北陸は曇天や雨の日が多いです
この日も曇りで、時折小雨
このくらいは仕方ないですね
釣りの方はというと、完全アウェイで場所取り競争があるとは知らず、ゆっくり歩いてポイントに着くと既に良い場所にはグループの人達が陣取り竿を出す場所がありませんでした
長い本流竿に長い仕掛けは、釣り人どうしの間隔が短いと振り込みや流しがやりにくくストレスになります
しかし、浅い岸寄りの瀬尻で1回だけ強烈なアタリを経験しました

その後は全く反応がなく、雨と風が強くなってきたので氷見に残してきた二人が気になり早上がりして番屋街まで迎えに行きました
すると、宿から歩いても30分ほどだと思っていた番屋街は実際は海沿いの道路が曲がりくねっていたりして相当時間がかかったようです
80歳を過ぎた母と以前登山で足を悪くした姉には地獄だったようです
僕は釣り開始時刻の関係で朝飯抜き
結局、楽しかったのは夕飯の時だけでした


そして昨年の11月下旬は、この時の反省から単独車中泊にして、鮭が釣れなかった時の為に海釣りの道具も用意しましたが、海でも何も釣れませんでした
当日は夜中3時に出発
前日には白馬村や小谷村では雪が積もり、路面の凍結が心配でしたが糸魚川市までは順調なドライブでした
しかし、そこから庄川に着くまでがどしゃ降りでした
到着した時には雨は止んでいましたが、川は増水
何と、一番釣れるというポイントは渡渉しなければならないのですが、危険な為禁止となってしまいました
定員15名のところ、荒天と釣れないという噂が既に広まっていたのか?この日集まったのは8名ほどでした

そしてこの日は皆さん仲良くボウズでした(笑)


二度目の庄川では鮭やサクラマスの泳ぐ姿を確認
できました
それで久しぶりにサクラマス釣りに挑戦したいと思い、今年の黒部川のサクラマス釣りに応募しましたが落選
今回初めて訪れた小川でサクラマス釣りの状況を組合員の方に話を伺うと黒部川は今年かなり釣れたそうです
当初、教えてもらいたかったのは小川のサクラマス情報だったのですが…
なるほど
当たる確率はかなり低いけど、一応、今年も応募だけはしておきますかね~
万が一当たってしまうと、かなりお金かかりますし頻繁に通える距離ではないですけどね

小川と黒部川にはたくさんの思い出がありますが、若かりし頃に安曇野の松川村のりんご屋さんと黒部川に釣りに行った時には本流竿を玄関に置き忘れ、釣り場に着いて準備をしている時にようやく気づいた時の事は今でもよく覚えています
りんご屋さんは、現在のサクラマス釣り専用区にあたる愛本堰堤から河口近くまでの大本流を渓流竿で良型のヤマメを結構釣っていました
僕の方はというと、りんご屋さんから源流の大場所狙いの超先調子7メートル竿をお借りして、8メートルの仕掛けで振り込みに苦労しながらもヤマメを掛け、取り込みでまた一苦労しながらも何とか釣りになりました
今思うと僕は頭でっかちで本流釣りスタイルにこだわり過ぎでしたね
りんご屋さんは渓流竿でバンバン釣ってましたから(笑)

さて、いよいよここからが今月11日に行ってきた小川の鮭釣りについてのお話になります
しかし、撮れ高が(汗)

ここは他の川より開始時刻が遅く、9時30分受付
で釣り開始は10時からでした
実際は9時頃には到着してましたが、他の方たちも早めに到着して釣りの準備をしていました
小川はサクラマス釣りや尺ヤマメ釣りでよく通いつめた川なのでアウェイ感がありません
鮭の釣り場は手狭な感じでしたが、昔から釣り大会とか場所取り競争が嫌いなので、準備もとにかくゆっくりと
ちなみに、今回は危うくエサのさんまの切り身を家に忘れてくるところでした(笑)
さて、この小川はポイントが狭いので組合員の方もそこらあたりは考慮してくれますし、釣り人の皆さんも心にゆとりがあるというか、ガツガツしてません
中には川原で寝ている方々もおられました
恐らくそうした方は2日連続で釣りをするので余裕があるんだと思いますが、初日は遠征の疲れもあるのでしょうね
僕も譲り合いの精神でいましたが、5時間のうち実際に釣りをしたのは2時間もなかった気がします
広いポイントで誰にも気がねすることなく鮭釣りをしたいなら、もっと北の川へ行くしかなさそうですが、小川もなかなか面白かったです

比較的お求めやすいお値段だったので松本市のJ州屋で買ったフロロラインは度重なるビミニツイストの失敗で結局釣り場では使いませんでしたが(笑)、二重投げ縄結びで鮭竿の金属トップに結んだ5号ラインは危なげなく鮭の引きに耐えました

鮭のパワーも凄いけど、まだまだ余裕のある鮭竿も凄い
周りは竿を立てろと大きな声で叫びますが、仕掛けの流し切りで掛かる魚は犀川でもそうですが、すぐには立てられませんことよ
しかも結構流れ早いのよ
下手すると伸されますのよ
と思いながら、立てるタイミングを見計らい無事に組合員のネットに鮭がおさまりました

犀川での経験は無駄ではなかったようです


72センチでしたが、採卵が目的のメス鮭は弱らせないよう慎重に扱われ、勿論重量は計測せずに釣り上げたら即座に水槽に移されます

というわけで、残念ながら既に水槽に入れられた写真しか撮れませんでした~

この日は鮭の活性が良かったのか、80クラスを筆頭に結構釣れていました  


2024年11月04日

今シーズン最大の松茸をゲットしたのは?

本日11月4日は三連休の最終日
僕は連休初日が夜勤で休みが1日ずれ、火曜日までお休みです
僕が入った先週の土曜日はいきなりピークを迎えたようで一気に三桁近く採れました
小さな山村では情報は瞬く間に伝播されるので、僕が黙っていても必ず漏れてしまうものですから以降も結構人が入ったはずです
まとまった雨が降った翌日の昨日も結構抜かれてしまって今日は採れないかもしれないと思っていました
伯父から受け継いだシロのある尾根筋は先ず人が入らないので大いに期待が出来ますが、既に2度同じシロで沢山採ってあるので今年はこれ以上採らないと決めています
さてさて、一般登山者が使う登山道から登って、多くの組合員達が既に登った後にどれだけ採れるでしょうか?

早朝6時に登山口を出発した時はまだ暗く、犀川の川霧が立ち込めていましたが、出発して30分もすると周囲が明るくなり始めました
今回はブログ用にシロに大きな開きが幾つも生えている写真を撮るのを忘れました
一般登山道付近のシロは僕だけが知っているわけではなく、タイミングや早い者勝ち的な面があるのですが、それでもなるべく他の人には知られたくないので急いで松茸を採ってリュックに入れ、松茸を抜いた形跡や足跡を残さずに、とにかく早くそこを立ち去るのが僕のやり方です

シロから外れた場所に出る飛びはシーズン終盤のサインでもあります

地の浅い場所では終盤になるとこうした可愛い開きが採れます

崖の際は風通しが良いせいか松茸がよく生えますが、一歩間違えると命を落とすので、見るだけにしておきました



結局、個人的に今シーズン最終日と決めた今日の収穫は45本ほどでした

最大は250グラムくらいはありそうでしたが、全ての松茸がリュックに入りきらず、ビニール袋に大物を入れて手持ちで下山した際に登山者の方の目に止まり、ちょっとお話をした時になりゆき任せで進呈してしまいました
しかし、まさか迷うことなく一番の大物を選ばれるとは思っていませんでした
どこのどなたかは存じませんが、お目が高過ぎ晋作です(笑)

今日は天気もよく絶好の登山日和だったので、すれ違う登山者がいつもより多かったのですが、この一本だけで何とか免れたのでヨシとしましょう

今回も期待せずに登ってみたら思わぬ収穫でした
我欲が強いと純粋に松茸採りを楽しめません
シロへの執着は独占欲
自分の最大の敵は自分です

次週はいよいよ鮭釣りですが、今回も雨予想になっていますね
もう雨に降られて鮭にはフラれで期待はしてませんが、楽しく釣りが出来たらよいなと思っています
  


Posted by 犀龍 at 18:09Comments(2)今を生きる

2024年10月28日

ダイハード

今年は松茸やその他の茸が豊作
世間はそれしか言わない

都合の悪い事には触れないで、良い事しか伝えないのには理由があるはず
でも、いつまでもそんな偏った世の中で良いのかな?と思うけど、食べたい人や興味がある人が知りたいのは豊凶や直近の松茸の入荷状況で、松茸を採りたい人が知りたいのは今採れているかいないかだけ
今しか見ようとしない
それが現実かな

今年は皮肉にも地球温暖化や気候変動が功を奏したようで、本来ならもう終わってもおかしくないのにダラダラと松茸が出続けているようですが、問題は温暖化が里山の松枯れの範囲を拡大させている事と、里山の荒廃が急速に進行している事です
だから今年も僕はただ喜んではいられませんでした

9月終わりと10月初めの月曜日は空振り

次の月曜日に採れないと空振り三振です

近所の人は少ないけど採れていたようです
多分、問題は場所と僕自身のモチベーション

本命ルートではなく様子見程度でしたし、道中、全く松茸の出ている気配がなかったので見方も雑でしたから見落としもあったのかもしれません

10月14日
季節外れの暑さで日当たりの良いシロは出が遅くなるか最悪今年は出ないと判断
直射の当たらないシロなら見込みがあると思い、今年初めて荒廃著しい危険ルートを選択しましたが、入山して暫くは松枯れが酷く、倒木を避けながら急峻な岩場を登っていきました
木が枯れてしまった場所は雨で土砂が流されて、それまで地中にあったと思われる岩盤が露出していました
その岩盤も、脆い砂岩や泥岩なので、風雨に晒された後に亀裂が入り、やがて崩れていくと思われるので、このルートがいつまで健在かは何とも言えません
この場所以外にも最近は崩落箇所が目立ちます

ところで、松茸は一般登山道からでも行ける何でもないような場所にまとまって出てました
ここに来るまでの命懸けの苦労はいったい何だったのだろう(苦笑)



昨年の収穫無しからの二桁収穫
ちなみに双子松茸を1本と数えると9本ですが、残り2本は写真を撮る前に人にあげました

ともかくも、あっけなく今年の目標をクリアしましたね

それにしても、ちゃぶ台のテーブルクロスのデザインが昭和で松茸よりそっちの方が気になる写真です(笑)

今年は自治会役員
コロナ禍の重い空気感からようやく解放されたのは良いのですが、そのぶんやる事が増えました

最近は仕事(夜勤)と地区の作業や催しの両立が体力的に辛くなってきましたが、この日も夜勤明けからの夜祭りからの早朝からの松茸採りからの午後から昼祭りというハードスケジュールでした

これだけ開いているのによく他の人に見つからなかったものですが、よく頑張ったので五穀豊穣の神様に願いが届いたのかもしれません

この写真は山の麓の方で、昔は松林が広がり松茸も採れたそうですが、今はかなり登って標高を上げていかないと松茸が採れなくなりました
コメツガの木にも松茸の菌糸は寄生しますが、何しろ松茸は赤松と共生関係にあるので松が無ければどうにもなりません



山頂が近くに見えてくると、写真のように健康で元気な赤松が増えてきます
松茸の数も俄然増え、良いシロではまとまった数の松茸がシーズンに何度も出ます
更に今年は道すがら至るところに松茸が出ているので豊作であることは間違いありません

自分は開きより蕾を見つけるのが面白いのですが、開きも見つけた時は嬉しいものです
結局、何でも採れれば疲れも吹っ飛ぶくらい嬉しいものですね


何だかんだで後半は一気に本数を増やし、既に三桁を超えました

しかしです…

今までは欲に任せていましたが、次の事も考えてかろうじて残っている大切なシロは温存し、次回で今シーズンの松茸採りは終了します

ちょうど禁煙中の禁断症状のような、たまらなく行きたい衝動はありますが、これからは欲張らず、人と本数や大きさなどを競わず、情報に踊らされず、どうでも誰かの為に本数や型を揃えてみたいなプレッシャーを自分に課さず、自分の体力や体調と相談しながら自分のペースで楽しみたいので、これは良い選択だと思っています

そして翌週はいよいよ鮭釣り

気合い入れると嵐並みの雨になるので、こちらも期待しないことにします(笑)

今年は松茸もあまり期待していなかったので自然には感謝しかありません  


Posted by 犀龍 at 14:25Comments(2)今を生きる

2024年10月05日

キンコンキンコン 松茸さん、時間ですよーっ!

僕の職場では自分以外にも上司や同僚が松茸採りをするので、リアルタイムな情報が逐一僕の耳に届いてきます
ここ数年、9月の始め頃に上司のシロに同行していましたが今年はあまりにも残暑が厳しい為にお呼びがかかりませんでした
同僚は別の山ですが先月の下旬に行ったらサマツの腐れがあっただけで採れなかったそうです

写真の松茸は3年前のもので、標高が1500メートル以上のアカマツなどの混生林で採れたものです

初めての場所で苦戦しましたが、運良く大きな開きがあったので自力で2本ゲット出来ました
ちなみに僕が松茸を採った場所は激戦区の中にあっても気づかれないようで、上司の新たなシロになりました
これは職場での点数アップに繋がりますな~

…というわけにはいかないのが現実の厳しいところ

公私を弁えた上司は仕事では厳しいです(笑)

しかし仕事を離れると、こんな一面もあります


お久しぶりです、元祖 天狗の舞い(爆)

何か問題でも?

これは上司の家に代々伝わる松茸が採れた時の喜びを表現した神聖な儀式です
遊び心って大切ですよ、令和の皆さん(笑)

この年は僕の地元の山でも松茸の出始めるのが早く、9月中旬の休みに運転免許の更新で山に登れなかったのが後々シーズン全体の収穫量に響きました
地元の山は同月終わりにピークを迎え10月に入ると一気に収穫が減り、同月中旬で松茸採りを終了しました


上の写真2つは9月終わりの頃

これは10月始め
今年は終わりが早いと感じ、焦りました


最後はもう小粒サイズのみ
しかもこのサイズで開きもありました
昼間暑くて上着を脱いでTシャツ一枚で松茸採りをしたのはこの年が初めてでした
トータルで三桁には届かない年でしたが、2年ほど不作だったので満足ではありましたね

翌年は雨が多く上司のシロがある山では8月から入り始めて数100本を採ったという猛者もいました
僕が同行した日は、サマツが終わりを告げ、一旦発生が止まったタイミングだったようです

天狗の舞いパート2
前年の松茸からドクツルタケに変わってるけど(笑)

最近はよく目にするようになりました
何か別の似たキノコと間違えて食べてしまう人がいるようですが、下手をすると命を落としかねない猛毒ですのでご注意下さい
現在は食用として問題ないキノコも将来毒キノコに変異する可能性があるとか聞きました
これらも環境の変化が影響しているんでしょうかね
さて、松茸自体は比較的乾燥に強いキノコで結構タフなヤツですが、菌糸の状態から松茸になるまでの発生メカニズムが繊細で、収穫量はその年の気象条件に大きく影響を受けます
近年の松茸収穫量の減少の原因には温暖化などの他に林業の衰退によって里山の荒廃が進みアカマツと他の広葉樹の混生林の土が富栄養化した事や松くい虫被害の影響が挙げられます
とにかく松茸は繊細で気難しい、めんどくさいヤツなんです
そしてアカマツとは共生関係にある菌根菌(きんこんきん)から生まれる他のキノコとは違ったヤツです
昔はどこでも沢山採れてたようで庶民にも親しまれていた秋の味覚だったようですが、このままでは天然の国産松茸は国内の限られた場所でしか採れなくなりそうです
ブータンでは標高3000メートル級の山で採れ、松くい虫は生きられず、温暖化が進んでもしばらくは大丈夫かもしれません
乱獲も禁止されているようです
国内でも少し前までは不可能とされた人工栽培に成功したチームがあるようなので日本の食卓から松茸が消えることはないでしょう

さて、この年は余程豊作の条件が整っていたんだと思います
まだ早いかなと思いながら僕の地元の山に2週間後に登ってみたらサマツと思われるのが先ずは8本採れたので、今年は良いかもと期待して翌週も行くと今度はなかなか見付からず何とか2本
この先どうなるか不安でしたが、10月中旬に大爆発して結果的に過去最高の収穫となりました





アカマツ林はかなり松くい虫にやられてはいますが、それまで出なかった場所が新たなシロになったりしたようで、自然界でも古い松から新しい松への世代交代のようなものが行われているようです

さて、今シーズンは豊作なんていってるのは長野県内でも一部地域だと思います
松茸の収穫量も格差社会になりました
僕の地元の山の標高は1000メートル弱で、多分7~800メートル当たりまでは松くい虫にやられて松茸の出る場所はほとんどないです

松くい虫対策で伐採されたアカマツにギャルの腰掛け?(笑)
先月末、危険ルートを回避して最短ルートで山頂付近のみを見に行ってきましたが雑キノコはちらほらありました
松茸のシロは基本的に日当たりの良い斜面なので何もなく地面はカラカラでまだ夏のようでした
里にはまだ彼岸花が咲き、キンモクセイはまだ、山には萩の花もなく季節が遅れています


ドクツルタケは冗談で同僚にあげようと思いましたが冗談が通じなかったらヤバいので踏みとどまりました

これは一年中採れる岩茸です
実はキノコではないようですが高級珍味です
下処理が面倒なので僕は採りませんが、これだけの大きさになるまでに何十年もかかるそうです

現在の自然の変化は人間の仕業であることが多いですね
犀川の外来種もそうです

ブラウントラウト、ニジマスは犀川水系には昔からいましたが近年は在来種の姿が確認出来ず外来種の数が圧倒的です

鯉も今見られる体高のある個体は中国やヨーロッパなどの外来の鯉との交雑種で日本の純粋な固有種は今や限られた場所にしかいません
昔こうした外来種を日本人のタンパク源として輸入し養殖した人は未来の日本の河川や湖沼がどんな状態になっているかなんて想像できなかったでしょうね

魚以外にも、犀川の河川敷にはニセアカシアが群生し、アレチウリが猛烈な勢いで広がって人間の生活圏内にまで侵攻しています
皆さん意外と無関心?のように見えますが、いずれも外来植物です
アカマツを枯らす松くい虫も日本にはいませんでした
おそらく海外から輸入した木材に寄生していたものが国内の山林に広がっていったんですね

すべては今さらな話ですけど、外来種の異常なまでの繁殖力と適応力は在来種にとって脅威であり人間にとっても厄介です

月の満ち欠けのように一喜一憂、不安定で浮き沈みを繰り返す松茸採り
釣りも同様に歳を取れば引退しなければならない時、つまり僕にも終わりが遅かれ早かれ必ず訪れますが、川や松茸のシロの方が僕より先に終わってしまったら途方に暮れてしまいそうです

さて、今週はどうですかな?  


Posted by 犀龍 at 19:13Comments(2)今を生きる

2024年09月28日

栗こもち

昨日、今シーズンの木曽川最終釣行の記事を投稿し仕事から帰ってきたら我が家の愛猫のお迎えとともに木曽名物栗こもちが待っていました


秋を感じさせる季節限定のお菓子ですが出来すぎなタイミングです

しかし、捏造記事ではなく本当の話
毎年のように母の知り合いが届けてくれるもので、すんきもいただいた事があります

いつまでも変わらないもの
例えば人の気持ちとか季節の風物詩みたいなものって良いですね
しかし最近はそういうものが脅かされる時代になってしまいました

さて、話は変わりますが、今週末に雨が期待出来るのは県内の限られた地域のみのようです
残念
明後日の休みはただの登山になる可能性大
この長引く残暑は何ザンショ
ちっとも雨が降らんけんシュタイン
渓流釣り最終日なので予定を変更して釣りにでも行くかどうしよ平八郎の乱です
楽しみにしている鮭釣りは今年も鮭がグレちゃって川に戻ってこないらしいです
あっ、それは不漁じゃなくて不良です
ちなみに不良という言葉は仕事柄もありますが「私の嫌いな言葉です」
そういえば不漁イグレシアスって歌手の方もいましたね
それから、鮭釣りの餌に使うさんまも高いので参り間下このみ

でも、これからはこんな秋がスタンダードになって松茸や鮭やさんまが良い年は逆に驚かれたりして昔はそれが当たり前田のクラッカーだったと懐かしがられる時代になるんでしょうかね

まいっちんぐ








  


Posted by 犀龍 at 13:41Comments(2)今を生きる

2024年09月27日

迷いの雲の晴れたる処こそ実の空と知るべき也

長野県小県郡青木村にある道の駅あおきのホームページは毎日の松茸の入荷状況がわかるようになっています
今年は9月の始め頃から松茸の入荷が始まりましたが今週に入って勢いがなくなり昨日はついに入荷なしになっていました

ここまでは予想通り

しかし、これからのストーリーには僕も関わるので他人事ではなくなります

よく採れる年は釣りを早めに自主禁漁にして山に毎週登りますが、今年は遅めのスタートになります
週末の雨に期待していますが…

さて、今日で御嶽山噴火災害から10年の節目を迎えます

僕は10年前の9月29日に木曽川に釣りに行ってますが、当日の様子は以前デカ貴族の名でやっていたブログに書いてあります
あの日は藪原の笹川上流の白樺林の辺にある縁結び神社に参拝してから木曽川本流の下流の方で竿を出しましたが、いつもの木曽とは違う物々しさに釣りをしている場合ではないと感じて早めに切り上げた記憶があります
あの日の空は噴煙の影響で霞んでいましたが、今シーズン最後の釣行のこの日の空は夏と秋が混じったような雲の共演が見られました


その後コロナ禍により暫く木曽川を離れましたが、縁結びの神様のご利益は確かにあったようで今シーズンは木曽川本流の釣りのみで5回通いました
釣り券は毎回違う場所で購入しましたが、安曇野や松本では見かけなくなったヤマザキショップや藪原のスーパーなどの手作りおにぎりが美味でございました

来年は早々に年券を買うのでお店巡りはないかも

木曽の有名なお蕎麦屋さんは月曜日定休のようでしたが、先日は火曜日に行ったので開店してましたけど駐車場が満車でした
できたら釣り場まで出前してくれないかな(笑)

国道沿いには今まで何で気づかなかったんだと思う立派な滝があったり、ちょっと国道を反れて山の方にいくと美しい渓流がいくつもあったりと、ついつい寄り道をしたくなる素敵なところです

有名な絶景スポットの寝覚めの床は中学の修学旅行で奈良京都へ行った時に電車から見て以来ご無沙汰してますが、木曽川本流を意識しながら南木曽の方まで国道をドライブすると、やっぱり木曽川は個性的で魅力的だと思います
ただ、観光名所が多いゆえにゴミも気になりました
昔は見かけなかった場所にポイ捨て禁止の看板が幾つもありました

先週は釣り場で根掛かり?かと思いきやルアーの付いたラインを回収

ところが最終釣行のこの日も大タナビラ狙いで10年前と同じ場所に立ち、仕掛けを流していると今度は僕が仕掛けを根掛かりでロスト

相変わらずの下手くそ

やっちまったな~

男は黙って反省しよう(汗)

犀川でもやってしまいますが、どなたかもし僕の仕掛けがからまったら回収してあげてください

これって、自己弁護にもなってしまうんですけど、エサだルアーだフライだ何だとか特定のジャンルや個人の不可抗力などを問い詰める時代はやめてお互いに協力して釣り場を守っていきたいという願いです

悪質な密放流やポイ捨てなどは言語道断ですが、完璧な人間などこの世にはいないんで



さて、結局今回この場所で釣れたのはオチビさんのみでしたが、10年前はボウズだったので一歩前進です


エサ釣りではリリースの後の生存率が低いことがいつも気になっていますが、この時期はこのサイズがよく掛かってしまうのでさらに申し訳ない感じがします

本流にも放流しているのか支流から落ちるのか?

それは僕にはわかりませんが、ダムや取水で本来の木曽川の水量には程遠いはずでも攻めきれない圧倒的な流れにはいつもながら惚れ惚れします

しかし天気が良すぎるのがいけないのか?確かに木曽川の釣果は小雨や曇りの日で増水気味の時が良く、この日は少し水が増えたので期待はしたのですが腕が悪かった

さてさて、三連休明けの平日で誰もいなかったので朝からお昼まで粘りましたがアタリすらなくなったので来年の課題を残してポイント移動しました

次なる場所は今シーズン実績のないポイントでしたが、どうしたら釣れるかをよく考えて手を変え品を変え試行錯誤していると、雨男パワーがようやく出てきたのか雲行きが怪しくなってきました

待ちに待ったチャンス到来か?
すると夏のポイントのような荒瀬で花魁アマゴの良型が掛かるようになりました




以前は綺麗なタナビラと呼ぶに相応しいアマゴが幾つも出たエリアですが、結局今シーズン、タナビラと呼べるのは1尾のみでした

この写真は同じエリアで過去に釣れたタナビラです
来年はこういうのが釣りたい!
最後に入った緩い流れの場所ではそこそこ型の良いアマゴに遊ばれましたが、警戒心が強いと思えばどこまでも餌を果敢に追いかけたりするアマゴの生態は釣れなくても観察しているだけで楽しかったです
あのアマゴたちをどうやってエサで釣るか?これも来年の課題として残りました

今回で今シーズン最後かと思うと名残惜しく、まだ1時間くらいはできそうだったので何十年も竿を出していない巴淵あたりをやろうと思いましたが…

これ以上欲を出すなということでしょう

淵の上にある巴橋には立派なスズメバチの巣があり、蜂たちが群がっていたので速やかに撤退

木曽路を後にしました



木曽川は源流から下流まで、トイレがたくさんあるので助かります(笑)

帰宅後は木曽藪原の酒で乾杯

実は先週木曽で嬉しい出会いがあったので、もう一本は既に飲んでしまいました



追記

本日の道の駅あおきのホームページを見たら、まだ松茸入荷してました
昨日はいったいどこを見ていたんでしょう
人間に間違いは付き物ですが僕のマヌケっぷりはも少し何とかならないものか(笑)
今回も思い切り間違ってしまいましたが、いずれにしても本数は減ってきています
順調であれば、これから里山の松茸が出始めてうまく繋がっていくはずですが、つい先週まで高温が続いていたので何とも言えませんね
  


Posted by 犀龍 at 08:51Comments(2)在来種を求めて

2024年09月20日

木曽川本流釣りラストスパート

松本方面から国道19号線をひたすら行くと徐々に高度を上げ、やがて最高地点の鳥居トンネルにたどり着く
このトンネルを抜けるとそこは木曽
いつもながらワクワクしかありません

長いトンネルを抜け、しばらく車を走らせると某交差点で信号待ち

その時、歴史が動いた

いや、動いたのはそんな大げさなものではなく山側にある電線と近くの木の枝でしたが

風が強いのかな?
本流釣りは竿と仕掛けが長いので風は大敵

ちょっと心配になりましたが、よ~く見ると風ではなく、お猿さん達が電線から木の枝に飛び移っているところでした

昔から山奥の渓流にはギャルは居ないが猿はいる
これが定説のはずでした(笑)

しかし、近年では安曇野や大北といった北アルプスの麓にある人里にも猿や鹿、猪、時には熊などの野生動物が降りてきて問題になってます

どうやら木曽も例外ではなさそうですね

コロナ禍の間に変わったのは他にもあって、塩尻の贄川宿の手前あたりに桜沢トンネルが開通していて以前より木曽へのアクセスが楽になりました
国道19号線は木曽街道の方が立派です
安曇野市から長野市にかけての犀川に沿って走る19号線は交通量も少なく雰囲気も全く違います

木曽川に関しても工事の手が入って以前と景観が変わった場所が幾つもありました

やっぱりギャルは見かけないけど、ちょっと垢抜けて現代的な感じがする木曽川流域

しかし、今年は肝心な魚が釣れない
居るけど釣れない場合は僕の腕がかなり鈍っているせいですが、それ以外にアタリが全くないポイントが結構あるのが今年の特徴
川鵜のプレッシャーか?
先行者の影響もあるとは思いますが、かなり苦戦したシーズンでした
いや、まだ終わってないけど

さて、今回も朝早くに木曽に到着しましたが、前夜はグーグルマップを使って駐車ポイントのチェックをしていて睡眠時間が3時間ほどでしたので、すぐに釣りはせず、ゆっくりまったりしておりました

ストリートビューは便利な機能ですが、主要道路以外は行けないので川沿いの同じような場所をぐるぐる巡り、ひたすら駐車ポイントを探し続けるという、まるでグルグルマップになってしまい就寝が遅くなりました
しかも、やっと見つけた駐車ポイントに到着すると何やら工事が始まるようで車が何台も停めてあるし(汗)

何て日だ!
こうなればあの場所に車を停めるしかない!
当たって砕けろだ!
お前には積極性が足りんのじゃ!
マップで調べた駐車ポイントは釣り場から遠いが、あそこは釣り場の目と鼻の先だ!
(以上、心の声)

実際、車を停めてみたら何ら問題なさそうでした(爆)

そして、早速釣りの準備に取り掛かり、釣り場に向かおうとした時…

誰かがこちらを見ている?



その時、歴史が動いた

写真は何故か後ろ姿だけど、この既視感はいったい(笑)



詳しいことはまた日を改めて書こうと思います

この日はこの出会いで運を使い果たしたと思いましたが




本命ポイントでは小さなアマゴがかろうじて釣れたのみでした
当初、増水した方が釣り易いと思っていましたが、そうでもなさそうです
1度だけ大きな底石の脇で怪しいアタリがありましたが乗りませんでした
スケール、水量、景観のどれをとっても素晴らしいポイントで、苦い思い出のある利根川の月夜野からみなかみ町あたりにかけてのポイントに似ていて、ここが攻略出来れば利根川もきっと大丈夫なんだろうと思いましたが、とにかく犀川とは全く攻め方が違う釣りに飽きることなく没頭して楽しい時間があっという間に過ぎていきました
今回も目標には届きませんでしたが、別のポイントに移動したところ、同じ場所から銀色に輝く夏色のままのアマゴと、一回り大きな花魁秋色アマゴが何とか釣れてくれました

次回が今シーズン最後の木曽川になります
ちなみに、次に日釣券を買うと年券の額を越えますが、木曽川の魅力はプライスレス(笑)









  


Posted by 犀龍 at 09:37Comments(2)在来種を求めて

2024年09月13日

木曽川の魅力

しばらくお会いしていないある人の事が気になって、その人のブログを覗いてみた時の事
お忙しそうだけど相変わらず行動力も発想力も釣り技術も素晴らしく、良い魚を釣っている様子でした
しかし、僕も知っている川の様子が以前と変わってしまったようで、そこは気がかりです

彼の健在ぶりを確認した後、バックナンバーの冒頭だったか?
たまたま目に触れたのですが、郡上釣りの流れをくむ方の言葉にハッとなりました
多分アマゴ釣りに関しての事だと思いますが、「ひと流しの中で何度も合わせを入れる」のだそうです
昔、釣具屋のおじいちゃんも同じような事を言ってたけど、当時の自分はそういう合わせをしたことがなかったので意味が分かりませんでした

ようやくそれを理解したのは今年一回目の木曽川本流で、気配を感じてもなかなか合わせが決まらないので粘っていると、流し切りギリギリの開きのところで僅かな違和感で合わせたらハリがかりした瞬間でした
エサには興味があり追ってはくるけど警戒して一気には咥えないようなアタリがひと流しのうちに何度もありました

尺には満たない、たった1尾のタナビラでも釣れれば満たされます

しかし、今はどこの川へ行っても在来種に出会うのに苦戦して居る場所を見つけたら必ず釣らないとその日は出会えないなんてことも

本気で精進しないと今後は本当に何も釣れなくなりそうです

さて、本題の木曽川の魅力についてですが、先ずその渓相の素晴らしさ
支流の菅川合流あたりから蛇行した流れのぶっつけに大淵を構え、中には今でもかなり深くて底が見えない場所もあります
犀川水系ではこういう川はないです
落差があり、底石もかなり入っています
犀川水系では渡渉しながら川通し出来る本流が幾つもありますが、木曽川は目測より実際は深いのと、思った以上に押しが強いので渇水期以外は渡渉しない方が安全です
木曽川は水量豊かな支流が幾つもあり、落差もあるため電源開発にはもってこいの川として目につけられてしまったようでダムや発電所がいっぱいあります
木曽川の水は飲料水としても使われているようですね
しかし至るところで取水されても一年中本流に水が流れているのは支流のおかげ
先日は伊奈川の水量が凄かったですが、本流との合流から下流はほとんど伊奈川の水かと思われました
前日山の方で大雨でも降ったのか濁ってました

木曽福島からこの辺りもダイナミックな渓相

以前、入渓してすぐの本流手前の分流で大きな石の上から落下してずぶ濡れになって以来の竿出しでしたが、ウェーダーを思い切りケチったせいで汗だくになりながら川を歩きました
今回の釣りでフェルトの寿命がきそう(笑)

真面目な話、木曽川本流をコンクエストしたいならウェーダーもちゃんとしたものを選ばないとダメだと思いました

川には木曽川にはあってはならないゴミが目立ち
沢かと思いきや怪しい水が本流に合流してたりと、上流の本流とは違う木曽川を見ましたが、犀川水系ではそれが当たり前で、今やどこの川へ行っても同じような感じだと思います
釣れなくても、何を見ても、こんなことくらいで木曽川を諦めたりはしません
何しろ昔の思い出にすがって昔良かった場所でしか釣りをしなかったので、本当の木曽川本流を知る旅は始まったばかりなのです


今回の釣果は、これは尺どころじゃない!と喜びも束の間、ニジマスなのか何なのかよくわからない尺越えが1尾だけでした
これは木曽川には居てはいかんだろうとお持ち帰りの為タモに入れたまま釣りをしていたら何処かで落としてしまいました

合掌…

今回のウェーダーは夜勤と防災訓練と自治会の仕事で疲れはてた日曜日の夜に松本市まで行って閉店ギリギリの時間に買ったので安さだけに目がいってしまい実際釣りをしてみると木曽川には向かない事がわかり後悔しました



この日の木曽地方は県内では涼しいほうでしたが、白っぽい巨岩群の河原は照り返しが強く、ウェーダーがサウナスーツと化して釣り人を苦しめました(笑)




何度か場所移動して粘りましたが、少し涼しい上流の本流の入りたかった場所には釣り人がいたので今回はこれまでと、夕まずめの犀川殖産に大移動
こちらの川が川鵜対策に成功をおさめたのは大型のニジマスを放流するのと訪れる釣り人の数の多さ、その他アクティビティのおかげで一年中川が賑やかだからでしょう
地元なのでまあまあ釣れる場所ですが、ここで甘えてしまうと進歩がありません
木曽川をはじめ、他の川で在来種を釣るためにはどうすればよいか真剣に考えている今日この頃です  


Posted by 犀龍 at 09:11Comments(2)在来種を求めて

2024年09月06日

一発逆転はあるのか?

幼い頃に象の背中に乗ったことがある犀龍です

小6までは韋駄天でしたが身長が伸びるのが遅く、中1の時にはどんどん身長が伸びて体格が良くなっていく同級生達に抜かれていきました

他にもいろんなエピソードがありますが…

教訓
初めに良い思いをするもんじゃないね

これは教訓というより感想か(笑)

ただ、考えようによっては、始めにたくさん良い思いをして調子に乗るのもアリかもしれません

思い上がれば上がるほどショックは大きいですが、そこから這い上がる時に得られるものがあるのならば

しかし、出来ることなら人生は楽しいほうが良く悩んで立ち止まってる時間はもったいないと思います
若い頃は時間の無駄遣いに気づかないんだよなあ(笑)
などと今となれば後悔している時間も惜しいので先を急ぎます

この写真は一昨年の10月初めの1日の収穫で130本近くありました
翌週も120本
俗にいう松茸のシロ以外の普通に人が歩くような場所にも出ていました
実際は松茸は地面に顔を出していませんでしたが
前の週までは発生が止まっていたので蓋を開けてみないと分からないものです

そして去年は4回登って収穫なし

昨日読んだ地方新聞によると早くも松本市の山林で松茸の収穫があり今年は期待できるとありました
僕は長年の経験によりぬか喜びはしません
ちなみに経験とはベテラン松茸採りの勘ではなく、長野県は広く山の標高や気候が地域によって違うので、こうした情報は鵜呑みに出来ないということです
これから気温が順調に下がり適度な雨がなければ標高が低めの僕の登る山は採れないです

それから、僕の人生、期待すると裏切られることが多いので猜疑心が強くなりました(笑)

今年再開した木曽川本流釣りは気温がいつまでも下がらなければ山には10月まで登らないので今月の最終日まで粘るかもしれません

そういえば今年の木曽川釣行もまだ2回ですけど初回に良いタナビラが出た後にいろんな邪魔が入ってますね
カヌーとかバーベキューとかダイビングとか皆さん悪気がないのは分かってますが、釣り師にとって、努力だけではどうにもならない、ある意味では川鵜以上の強敵です(爆)
たまには最後に良い思いがしたいものです

あれから釣りは先日某ダムの上流にランドロックを求めて少しやりましたが、雨で川が増水したかと思いきや渇水で淵が池のような流れになっていました
おかげで徒渉が楽でしたが小さなブラウンしか釣れず写真は撮りませんでした
そして歩行中に右足のフェルトが剥がれました

こんな時に…

家から最も近い釣具屋さんはもうないので松本市の「水は地球の命です」の社長さんの名言でお馴染みのお店まで行かねばなりません

僕はバブル景気の余韻が残っている頃が経済的なピークでしたが、そういったものも含めて全てが尻すぼみでは悲しいですね
若い人たちは今の時代しか知らないので古い人間の僕のように昔と今を比較して文句を言うことも出来ずに現状で我慢しているのでしょうか


今回は特にこれといった魚の写真がないので、昨シーズンから使っているダイワの黒いベストと背中の鑑札(腕章)などを撮りました
釣り場でこの背中を見かけたら気軽にお声がけください
ウェーダーは予算がないので安いナイロンのやつを多分履いていると思います(笑)
  


Posted by 犀龍 at 08:33Comments(2)今を生きる

2024年08月31日

プラチナチケット

今までに生で近くで見た芸能人や有名人は荒井注さんがメンバーだった頃のドリフターズ、現役だった頃の元読売巨人軍の高田繁氏、直近ではテツandトモのお二人
そのいずれも自ら求めたわけではなく、ドリフターズは東京にいた時、たまたま親戚が当時子供たちを中心に大人気だったあの伝説の番組の公開生放送の観覧席のチケットをハガキで応募したら抽選で当たったので連れていってもらいました
最初からドリフターズが大好きな僕を一緒に連れていくつもりで応募してくれたようです
志村けんさんが加入する前でしたが、既に子供たちからの人気は絶大で応募数が凄くて抽選に当たる確率はかなり低かったそうです

高田繁氏は当時同じ地区に住んでいて運動会の時に保護者として来ていた時には周りを子供たちの母親が取り囲みロックオン
僕の母もちゃっかりサインをもらっていました(笑)
ご自宅を友達と自転車で見に行ったこともあります
ジャイアンツの黄金時代を支えた1人で、大抵の野球少年は王長島に夢中でしたが、壁際の魔術師と呼ばれた守備の名手で玄人好みの選手でした

しかもイケメンで女性にはモテモテだったようです

テツandトモさんは僕が現在住んでいる某村の秋の祭典の催しにゲスト出演した時に自治会の役員をやっていたので見ることが出来ました




この日は前日が雨で、祭典が行われたグラウンドがぬかるんでいたのでお二方は長靴を履いてのステージでした
歌がお二人ともメチャ上手くトークも面白くて大盛り上がりでしたが、どこかに雨男がいたようです
ちなみに僕が役員の年はよく雨が降り、台風の時は避難指示が出たこともあります
実は今年からまた役員なんですが、先週はゴリラゲー雨で僕が夜勤で仕事中に我が家では公民館への避難騒ぎがあったようです(汗)

人との出会い、魚との出会い、そして雨…
すべては大げさに言えば運命
タイミングの妙だと思うんですが、会社でも持っている男と言われます
しかしいったい何を持っているんでしょうか?
僕はただ運命という自分の力ではどうにも抗えないものに翻弄されているだけのような気がします

昨年の庄川鮭釣りの日も前日から早朝まで土砂降りでした
幸い中止にはなりませんでしたが、増水と濁りで遡上数の少ない鮭を釣るのは僕には無理でした

今年はその庄川が鮭釣りの一般公募を取り止めました
石川県の手取川も同様で、鮭の遡上が減っているのがその理由のようです

このままでは日本で鮭釣りが出来る河川は減っていく一方かと…
さて、今年こそリベンジと思っていた庄川がダメになったので新潟の荒川や三面川あたりと思いましたが、場所が山形県境に近いので夜勤明けの翌日に行く気力や自信はありません

僕に残された選択肢は最も近くてサクラマスやヤマメ釣りで馴染み深い富山県の小川だけとなりました
もちろんこの川も抽選なのでハズレなら今年は諦めるつもりでした

しかし先週なんと主宰する朝日内水面漁協さんから封書が!
昨年はハガキで落選のお知らせだったので開封を待たずして当選を確信

自ら強く求めるとそれは手に入らず、もうどうでもよいと思った時にやってくる

油断しているとやってきて、待ち構えている時は肩透かし

何だかなあ

しかし自分で応募して当選したのは人生初なんだから今回は素直に喜びましょう